【媒介契約とは?】最も選ばれている媒介契約の種類
2024.01.19
こんにちは、リオン不動産株式会社 専任の宅地建物取引士の市成です。
今回は、まだまだ認知度の低いサービス「リ・バース60」についてご紹介します。
リ・バース60とは、住宅金融支援機構が民間の金融機関と提携して融資を行う、60歳以降の方を対象としたサービスです。
住宅ローンと同様に、物件(住宅および土地)を担保に融資をおこないますが、大きく違うのは、毎月の支払いは利息のみで、元金は、ご契約者様が亡くなられたときに、相続人の方から一括してご返済いただくか、担保物件の売却によりご返済いただく点です。
・リフォームして今の家に住み続けたい
・バリアフリー住宅に建て替えたい
・もっと便利なところへ住み替えたい
・住宅ローンの負担を減らしたい
といった住宅に関するご希望があり、そのための資金調達でお悩みの際にはこの「リ・バース60」が一つの選択肢になるかもしれません。
住宅ローンを借り入れた年齢によっては、退職後も返済が続くケースがあります。
収入が減少することから、毎月のローンの返済が家計の負担になることもあるでしょう。
その際にリ・バース60に借り換えられると、毎月の支払いが利息分のみとなり、家計の負担解消にもつながります。
融資限度額は、担保評価額(住宅および土地)の50%、または、60%(※)です。ただし、8,000万円以下で、所要資金以内である必要があります。
リフォームや建て替えなどの所要資金より多く借り入れ、残りを生活資金にするといったことはできません。
※お客さまの年齢が満50歳以上満60歳未満の場合は「担保評価額の30%」となります。
担保とする住宅が長期優良住宅の場合でお客さまの年齢が満60歳以上のときは、「担保評価額の55%または65%」となります。
担保評価額によっては、自己資金が必要となる場合があります。
【リ・バース60】は住宅ローンのため、住宅に関連する使途のみにご利用が可能です。
融資された資金は、住宅の建設、購入、リフォームなどに加え、住宅ローンの借換えにもご利用いただけます。
住宅の建設は、セカンドハウスでも可です。
生活資金や、投資用物件の取得資金にはご利用いただけません。
また、融資の対象となったセカンドハウスを第三者に賃貸することはできません。
リ・バース60の返済方法は以下の2通りがあります。
A.担保物件の相続人の方が一括返済する
相続人の方が担保物件を引き継ぐことができます。
B.担保物件の売却代金で返済する
相続人の方が担保物件を必要としない場合や、相続人の方が一括返済できない場合はこちらになります。
担保物件の資産価値が下がってしまい、元本>売却代金となってしまった場合は、
・相続人の方が不足分を支払う必要のない「ノンリコース型」
・相続人の方が不足分を支払う「リコース型」
の2つの型から選択できます。
ちなみに99%の方が「ノンリコース型」を選択しているそうです。
※ノンリコース型の場合、返済が不要になった金額部分については、債務免除益とみなされ、一時所得が発生し、所得税等が課税される可能性があります。詳しくは、税務署や税理士にご相談ください。
「リースバック」では、売主様の大切なご自宅をリースバック会社が買い取り、売主様は賃貸として退去せず住み続けることが可能です。
月々家賃が発生しますが、リースバックですと、融資された金額の用途は原則自由であり、もちろん生活資金として使用することも認められております。
また、リ・バース60より高額な金額を受け取ることができます。
「リ・バース60よりまとまった金額を手に入れたい」「生活資金にしたい」という場合には、リースバックがおすすめです。
「リバースモーゲージ」は、資金使途に制限がなく、契約者存命中の月々支払いは金利のみで済むのが特徴です。
「リ・バース60」は、今回比較した2種より制限が多いですが、住宅ローンと同様に、これから取得する住宅に関しても使えるのが最大のメリットです。
「リ・バース60」を利用する手順を最後に確認していきましょう。
①金融機関に相談(お客様→金融機関)
ご利用予定地の「リ・バース60」取扱金融機関を確認し、お問い合わせしましょう。
②カウンセリング(金融機関→お客様)
注意事項の確認などを行います。
③融資のお申し込み(お客様→金融機関)
必要書類をそろえて、金融機関へ申し込みします。
④審査結果のお知らせ(金融機関→お客様)
審査の結果により、融資可能金額などが分かります。
⑤融資の実行(金融機関→お客様)
お客様が融資金を受け取れます。
ご利用いただけるお客さまの年齢、資金の使いみち、ご融資の限度額その他の商品内容は、金融機関ごとに異なる部分があります。
ご希望通りの融資額の審査が通るまで、複数の金融機関をあたる場合も多いです。
将来の方向性が決まり、年金暮らしの不安を解消できることも多いので、まずはお気軽にご相談くださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
不動産に関するお悩みがあれば、【リオン不動産株式会社】へお問い合わせいただき、お客様に最適な選択をお手伝いさせていただけますと幸いです。
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