【媒介契約とは?】最も選ばれている媒介契約の種類
2024.01.19
こんにちは、リオン不動産株式会社 専任の宅地建物取引士の市成です。
持ち家の自宅を使って資金を調達する方法として知られつつある「リースバック」と「リバースモーゲージ」。
この2つの違いについて、今回は解説していきます。
リースバックとは、自宅を不動産会社に買取してもらい、現金を手元に置いたうえで、
売却した物件を不動産会社から借りる形で住み続けることができるサービスです。
月々家賃の支払いが必要になってきますが、売却金額を低くすると家賃も少なく済むなど、融通がきく場合もあります。
一時的に現金が必要な場合はリースバックを使い、余裕が出てきた後に物件を買い戻すことも可能です。
リースバックを使って売却することで、住む場所は変えずに固定資産税や住宅ローンなどの負担を減らすことができます。
ただし、リースバックを申し込んだ不動産会社によっては、賃貸借期間が定められており更新ができない場合があるので注意が必要です。
期間の定めのある「定期借家契約」ではなく、「普通借家契約」が選択できる業者のリースバックを申し込むのが安心です。
リバースモーゲージとは、自宅の土地、建物を担保にして金融機関から融資を受けるサービスのことです。
金融機関への月々の支払いは利息のみで、ご契約者様が亡くなった後に担保物件である自宅を売却する等して一括返済を行います。
(※金融機関によっては、利息も不要な場合があります)
契約者が亡くなるまで自宅に住み続けることが可能という点が共通するので、リースバックと混同されやすいですが、異なる仕組みです。
また、リバースモーゲージは他にも縛りがあることが多く、例えば
・年齢制限:基本的に55歳/60歳以上のシニアのみ
・対象物件:基本的に戸建(土地付き建物) ※マンションは取り扱いがなかったり、条件が厳しくなったりする
・対象者:法人不可
・住宅ローン:完済して抵当権抹消済みである必要がある ※金融機関による
・仕様用途:老後資金など金融機関によって制限有
・家族の同居:原則配偶者のみ
といった条件があります。
金融機関によって詳細は異なるので、まずは相談してみましょう。
たとえば離婚後、まとまった資金が欲しいがお子様の保育園や学区などの縛りがあり転居したくない場合。
また、高齢者住宅に転居予定だが、転居前に数年間自宅で空きを待つ必要があり、その間にまとまった資金の用意が必要な場合はリースバックがおすすめです。
住宅ローンが残っている場合は、残債などとの兼ね合いもあるので、必ず使えるとは言えませんが、一つの手段となりえます。
リバースモーゲージは、債務者が死亡した後に自宅を売却することが条件となっているため、
相続人がおらず、将来確実に空き家になることが分かっている人におすすめです。
また、売却するまでは自分名義の自宅なので、リフォームして住み続けたい場合もおすすめできます。
個別の要件を確認しながらベストな選択をする必要があるので、ぜひ一度ご相談いただければと思います。
離婚や相続などが関係する場合は、弁護士との提携も可能です。
ご相談お待ちしております。
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