不動産売却　優良業者の見分け方

2023.10.30

売却基礎知識

こんにちは、リオン不動産株式会社　専任の宅地建物取引士の市成です。

さて、不動産の営業マンというと、残念ながらフィクションでは大抵悪役ですよね。

不動産屋の印象というと、「胡散臭い」「怖い」など、ネガティブなものがたくさんあると思います。

実際に何かあったわけではなくても、どうしても警戒される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、大切な不動産の売却を考えたときに、最も大切ともいえる「不動産会社の選び方」について解説してまいります。

何か参考になるポイントがあれば幸いです。

【目次】

売却する物件を主に扱う不動産会社かどうか

まず、「安くても売れればどこでも良いから、とりあえず家の近くの不動産屋にしよう」と思っても、その会社が賃貸メインか、売買メインかという点は把握しておいた方が良いです。

さらに、マンションのみ・戸建と土地のみというように、物件の種類を限っているケースもあります。

お店の看板や会社のHPを見たり、スーモ・ホームズ・ヤフー不動産などのポータルサイトにその会社の取り扱い物件がどれくらい載っているかを確認すると、判断しやすいと思います。

「大手」と「地域密着型」

不動産業者は「大手」と「地域密着型」の大きく2つに分けられます。
それぞれの特徴を見ながら、どちらがより売主様や売却する物件に合っているか考える一助になれればと思います。

「大手」のメリット・デメリット

大手はやはりネームバリューがあること、社員教育が一貫していてある程度対応の質の担保がされているところが一番のメリットです。

なじみがある不動産会社というだけで、売主様にとっても買主様にとってもかなりアドバンテージがあります。

また、売却活動において重要な集客面に力を入れ、多額の広告費を使って物件を売り出してくれる可能性があるほか、無料サービスが付帯していることもあります。

しかし、社内の競争も激しく、「両手仲介」にこだわる傾向もあります。

「両手仲介」とは、自社で買主を見つけることで、売主様からも買主様からも仲介手数料をいただける仲介方法です。
売れるなら何でも良い、と思われるかもしれませんが、これにこだわりすぎる担当者だと、
両手仲介にするために他社の内見を断ったり、不動産会社専用サイト「レインズ」に物件資料をなかなか出さないということも実際あります。　※もちろん、全体のほんの一部だと思います。

基本的に、満額での片手手数料と、値下ありの物件価格での両手手数料では後者の方が不動産会社の利益は多くなります。

そのため、たとえば他社の紹介で繋がるはずだった、満額で購入してくれるお客様に繋げてもらえず、値引き価格での売却となってしまうことがあり得ます。

また、物件の特性（事故物件、狭小物件、立地の悪い物件、価格が低い物件など）によっては媒介を結べないという場合もあります。

そういった場合は、一括査定サイトなどで査定してくれる会社を探し直してみたり、得意としている不動産会社が他にないか調べてみたりすると良いです。

「地域密着型」のメリット・デメリット

地域密着型は、「地場」という風にも呼ばれます。いわゆる地元の中小規模の不動産会社です。

地域の相場に精通しており、遠方の不動産会社では知りえない情報を把握していることが多くあります。

駅から遠い物件の場合も、地場の不動産会社は地元のニーズに詳しく、良さを引き出してくれることでしょう。

また、数店舗しかない場合も多く、社員の異動が起きにくいため売却期間中に担当者が変更になることも比較的少ないです。

一方、地元で長く営業している繋がりで顧客を見つけるがために、ネットの広告をほとんど行わない会社もあります。
その分の営業力が十分にあれば、きちんと売却に繋がるとは思いますが、ほとんどの方がネットを使って物件探しを行う時代ですから、集客という面では大手に軍配が上がるかもしれません。

また、住み替え・買取・仲介・リースバック・任意売却といった複数の選択肢を同時に検討したいという場合には、小さな会社ではすべてを扱っていないことがあるので注意が必要です。

弊社「リオン不動産株式会社」は地域密着型の小さな不動産会社ですが、ネット集客、アリオ西新井での店頭集客に力を入れています。

物件の種別を問わず売買仲介、買取、リースバック、任意売却も経験豊富です。
多種多様な選択肢から、売主様にとってベストな方法をご提案させていただきます。

気になった方はぜひこちらから「売却実績資料」をご請求ください。

良い不動産会社の見分け方

ここまで、
①売却する物件に合わせて不動産会社を選ぶこと
②不動産会社には「大手」「地域密着型」があり、それぞれ長所と短所があること
を解説してまいりました。

では、大手でも地域密着型でも普遍的な「良い不動産会社」の見分け方はどこにあるのでしょうか？

インターネット広告を見てみる

一つはっきりしているのは、集客力がある不動産会社にした方が良いということです。

集客力を見るには、不動産会社の出している広告を見てみるのが一番です。

スーモやホームズ、ヤフー不動産、アットホーム……
不動産会社によって力を入れているポータルサイトは違うので、様々なサイトを横断して見てみて、売却したい物件のあるエリアに力を入れている不動産会社をいくつかピックアップしたり、
気になる不動産会社の名前を入れて物件を探し、入稿がどれくらい丁寧にされているのかを確認してみるのをお勧めします。

お家探しをする方の8割以上が、インターネットを使って探しています。
家という特性上、買い手はそこで一生を暮らすかもしれない、大きな金額が動くものとして、じっくりと読んで、見て、想像して、検討するかしないかを決めていくわけです。

入稿の文言や写真の写りにこだわっているかどうかは、いくつかの会社を比較してみると案外分かりやすいと思います。