【媒介契約とは?】最も選ばれている媒介契約の種類
2024.01.19
こんにちは、リオン不動産株式会社 専任の宅地建物取引士の市成です。
不動産の売却活動をスタートさせたら、購入検討者の内覧の対策をしておいた方が良いです。
今回は、購入申し込みが入るかどうかを大きく左右する「内覧」について、対策できるポイントをご紹介して参ります。
不動産会社の査定が入る段階では、必ずしも清掃する必要はありませんが、購入検討者が実物件を見に来る「内覧」に際しては、出来る限り片付けておいて、印象を良くします。
売買が成立したら、買主への引き渡しでいずれ清掃するタイミングは来ます。
であれば、その準備としても、内覧前に片付けて広々と見せ、購入検討者に良い印象を持ってもらう方が良いですよね。
少しでも高く、早く買ってくれる買主を見つけるために、ぜひ以下のことを試してみてください。
見せられない部屋があると、売買契約は成立しないと思った方が良いです。
長く住んだ家であればあるほど、ほこり一つないピカピカなお部屋にするのは難しいと思いますが、特別なお客様をお招きする、という気持ちで、不用品はこの機会に処分してしまうのが良いかと思います。
多くの購入検討者は、複数の家を内覧して比較検討します。
「ここは前に見た家より広いはずなんだけど、そう見えないな」
「想像していたよりリフォーム代がたくさんかかりそう」
と思われて、内覧の結果、候補から外されることはもちろんあるのです。
購入者にとって、大金を支払って購入するのが不動産です。配慮を持って、入居時のイメージが湧きやすい状態に持って行くことが重要です。
どこまですればよいか困りがちなのが水回りのお掃除。
何年も住んでいれば、しつこい汚れもできてしまうものなので、3つポイントをご紹介します。
①光る部分は光らせる
蛇口、ハンドル、シャワーヘッドなど、水回りには光る部品がたくさんありますよね。
少し力を入れて磨けば取れる水垢であれば、取ってしまって光らせておけば、そこに目がいくので全体の印象が良くなります。
完璧を目指すととても疲れて、他の部屋に手が回らなくなってしまうので、10秒擦って薄くなる水垢だけ・10分間で綺麗になる部分だけなどと決めて取り掛かるくらいで十分です。
②安価で交換できる劣化備品は交換
浴室のイスや洗面器がカビていたり、キッチンに古いスポンジがたくさんあったり、ゴミ受けが汚れていたりしませんか?
100円ショップなどで安く買い替えがきくものは買い替えておいて、印象がマイナスになるものを減らします。
③異臭に注意
においの原因によって対処方法は変わります。
排水溝の蓋やゴミ受けはヌルヌルしていないか触って確認し、台所用洗剤と歯ブラシなどでこすって落とします。ゴミ受けの下の排水トラップも同様に掃除します。
それでも異臭がしたり、そもそも排水の流れが悪くなっていたりする場合は、排水ホースが汚れているかもしれません。
軽い詰まりであれば、長年の使用で油や食材カスが管内に蓄積して汚れた結果と予想されます。
60度程度のお湯をシンクや浴室の床に張って、勢いよく流すことで解消されることがあります。
しかし固形物を流してしまった可能性がある場合は、それが悪手になりえるので慎重に調べながら対処する必要があります。
第一印象を決めるのが庭と玄関です。
伸びた草木はできるだけ整え、履物は収納にしまえるだけの量にして、玄関先に出しっぱなしではない状態にしておきます。
傘も必要な分だけにして、1か所にまとめます。
また、湿気がこもりがちなので換気もしっかりして、必要に応じて消臭剤を使います。
室内だけに注意が向かいがちですが、バルコニーも内覧時に確認されるポイントです。
外に干している洗濯物は取り込んでおくのをお忘れなく。
テーブルの上にティッシュや筆記用具などが置いてあると、生活感が出すぎてしまいます。
一時的で構いません、収納にしまっておきましょう。
内覧当日、購入検討者に特別なおもてなしをする必要はありませんが、ゆっくり見れる環境を整えておきましょう。
たとえばお家にペットがいたり、小さなお子様がいる場合は、内覧に立ち会わずに一緒に外出しておくのも一つの手です。
また、広さや日中の明るさが分かりやすいように、カーテンを開け、照明もつけておきます。
周辺のスーパーの使いやすさ、治安についてなど、実際に住んでいるからこそ感じている物件の良さが伝わるように、営業担当と事前に話しておくのもおすすめです。
一般的に、購入検討者は即日回答することは少なく、他の物件も見て考えることがほとんどです。
そのため、感触やどんな方向になっているかは担当者から即日聞けても、購入するかどうか明確な返事が来るまでには3日程度かかることが多いです。
どれだけ好印象を持っているようであっても、
「この人で決まりそうだから、片付けておかなくていいや…」
と気を抜くにはまだ早いです。
同じ方の再内覧が入ることも珍しくないですし、他の購入検討者がもっと良い印象を受けて購入に踏み切ってくれるかもしれません。
簡単ではないことですが、いつでも内覧できる状態を整えておきましょう。
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